バランスの悪さが際立つ仕事の悩み

仕事に関する悩みは職業の数だけ違いがあり、業務量の多さのわりに賃金が驚くほど低かったり、勤務時間がやたらに長いブラックな職場など、SNS上には多数の不満や愚痴が渦を巻いています。傍から見れば恵まれた職業に就いている人にも、職場内の緊張に満ちた人間関係や重要な案件において良い結果が出せるか否かなど、悩みとは無縁ではない日々を送っているケースが大半です。仕事上の深刻な悩みを抱える人にとっては仕事そのものが多大なストレスであり、生真面目な人ほどそのストレスを上手く発散させることができずに、うつ病を発症してしまうケースも少なくありません。いっそ仕事を一切しないで生活保護を受けるほうが、贅沢はできないまでも人間的な暮らしができるのではと考える人も出てき来るようになりました。仕事をしていなくても最低限の生活を送る上で必要な額の収入が保証されるベーシックインカムの導入を望む声も上がり始めていますが、たゆまぬ努力や勤労が美徳とされる風潮が根強い日本での実現は様々な意味で困難と考えられています。仕事は自己実現の手段でもあり、社会において自分の居場所を確保するための重要な場にもなっているだけに、誰もが自分に合った仕事に就き、心身に無理をかけすぎない程度の業務量で継続し続けられることが理想と言えます。現実はそれとは程遠い状況が蔓延し、多くの人が様々な悩みを抱えたまま日々の業務に追われ、休日が来ることだけを楽しみに平日をやっとの思いで過ごしているような状態です。人それぞれに悩みのタイプは違いますが、業務量のバランスの悪さは様々な職場で一層目立ってきた印象があります。手際良く業務をこなす人ほど職場内で頼りにされ、さらに多くの仕事が回ってくる羽目になり、慢性的に無理をする状態が続きます。一方で、能力がありながらも様々な理由から社会に出て働くことが出来ない現役世代が「中高年の引きこもり」といわれるようになり、深刻な社会問題にもなっています。それぞれのつらい悩みを抱えながら働いてる人にとって、ワークライフバランスという用語がより空虚な響きを持つ世の中になったと言えます。

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